2025.12.09

インターネットリサーチ

海外調査を成功させるには?現地生活者の声を正確に捉えるポイントなどを解説

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グローバル化が進む現代において、海外市場への進出は多くの企業にとって重要な成長戦略となっています。国内では、定量調査はインターネットリサーチが主流になっているように、海外の消費者に対してもインターネットでアクセスできるようになってきました。

ところが、実際に海外調査を実施してみると、「想定以上にコストがかかった」「期待していたデータが取れなかった」「文化的な違いを見落としていた」といった課題に直面する企業が少なくありません。

本記事では、海外でのインターネットリサーチで注意すべき点を紹介するとともに、効果的な海外調査を実現する方法について詳しく解説します。

後述しますが、楽天インサイトは、楽天グループの豊富な海外展開実績とAI技術を活用し、海外市場においても「インターネットリサーチ」サービスを提供しています。ぜひ海外調査に興味のある方はこちらをご覧ください。

海外調査でよくあるトラブル

海外調査を実施する際には、日本国内で全員がよく知っている市場で調査をするのとは異なり、気を付けなければならないことが多く存在します。ここでは、特に頻繁に見られる代表的な失敗パターンを3つご紹介します。

海外調査でよくあるトラブル
現地文化を考慮しない調査設計 コストと時間の見積りの甘さ 回収想定と結果の解釈の難しさ
・現地の文化習慣に合わせていない設計をしてしまう
・質問の意図が伝わらず正確な回答が得られない
・海外調査では現地の調整、翻訳作業など予想以上のコストと時間がかかってしまう
・コストの安さから安易にパートナーを選んでしまうと、さまざまなトラブルにつながってしまう
・サンプル回収が出来なかった
・調査結果が良いのか悪いのかわからない

現地文化を考慮しない調査設計

よくある失敗として、日本で有効な調査設計をそのまま海外に適用してしまうケースが多く見られます。例えば、日本人にとって自然な質問でも、現地の文化や価値観の違いによって意図しない解釈をされることがあり、その結果、実態とはかけ離れたデータが集まってしまうリスクがあります。また、日本語の曖昧な表現をそのまま翻訳した質問文では、真意が正確に伝わらず、本来得たい調査結果からずれてしまう可能性が高まります。

さらに、国によってはアンケート調査ができないテーマや禁止事項がある一方で、必ず聞いておくべき属性情報や聴取項目もあり、現地に合わせた設計が重要です。

また、現地の生活・購入実態を把握するために定性調査や現地視察をすることも検討したい点です。現在では、写真・動画収集を用い、現地に行かずともリアリティのある生活者の実態を把握することが可能です。

コストと時間の見積りの甘さ

海外調査は国内調査と比べて時間とコストがかかるものです。現地との調整や翻訳作業などで予想以上の工数が発生します。特に複数国で同時に調査を行う場合、各国との個別調整や進捗管理にかかるコストが膨大になることもあります。また、現地の祝日や文化的なイベント、政治情勢などの影響を考慮し調査スケジュールを組む必要があります。このため事前の綿密な計画と余裕を持った予算設定が重要です。

海外調査では現地の調査会社やパートナーとの連携が不可欠ですが、価格の安さだけで選んでしまうと品質面で問題が生じることがあります。特に実績や専門性を十分に確認せずに依頼した結果、調査の進捗が見えない、データの信頼性に疑問が生じる、といったトラブルが発生してしまう可能性も十分にあるでしょう。

回収想定と調査結果の解釈の難しさ

海外調査では、日本以上に調査の対象者となる人が市場にどの程度存在するのかを想定するのが難しく、実際に調査を実施してみてサンプルが集まらなかった、ということも珍しくありません。

また、調査結果の解釈・分析も海外ならではの難しさがあります。例えば顧客ロイヤルティを測る指標のNPSは日本ではマイナス値になることが多いです。これは、11段階の評価で、日本人が真ん中の5~6点に評価が集中する傾向にあるためです。一方で、"中立"の評価が11段階の7~8点に集中する国もあります。かといって、日本で顧客ロイヤルティが低いとは一概に解釈できません。このように、各国の文化背景を元にした分析・解釈をする必要があります。

楽天インサイトのインターネットリサーチが選ばれる理由

楽天インサイトは、楽天グループの豊富な海外展開実績とAI技術を活用し、海外市場においても「インターネットリサーチ」サービスを提供しています。このサービスを利用することで、多くの企業がコスト削減とスピードアップを実現しながら、高品質な海外市場データを取得することに成功しています。ここでは、楽天インサイトのインターネットリサーチが多くの企業に選ばれる理由と、その特長について詳しくご紹介します。

楽天インサイトのインターネットリサーチの特長

楽天インサイトのインターネットリサーチには以下のような特長があります。

海外でも強固なグローバルネットワークで圧倒的なリーチが可能

10の海外拠点と現地パートナーによるグローバルパネルネットワークを構築し、世界約100カ国以上へのリーチを可能にします。さらに業界最大級の自社アジアパネルを保有しており、幅広い国や地域のターゲット市場へ的確にアプローチできます。

25年以上の実績とノウハウで安心して任せられる

四半世紀にわたる海外調査の経験から培われた豊富なノウハウにより、高精度・高品質な調査データを提供します。経験豊富なスタッフが企画提案・調査設計から分析・報告書作成まで一貫してサポートするため、安心してお任せいただけます。

自社管理の高品質なパネルでより精緻なデータを集められる

パネル品質を自社で管理しているため、質の高いデータを収集・提供できます。これにより、より正確な市場把握とビジネスの意思決定をサポートします。

使いやすい「楽クロス for Web/楽楽リサーチャー」でスムーズなデータ分析が可能

国内調査と同じ分析プラットフォーム「楽クロス for Web」や「楽楽リサーチャー」を海外調査でも使用可能です。使い慣れたツールで、必要なときにすぐデータ分析を行えます。

2025年秋には画像収集サービスもローンチしました。国内で提供しているサービスを海外調査でも同様に利用でき、さらに多角的なリサーチが実現します。

このような特長に加え、お客様のご要望に柔軟かつスピーディーに対応する姿勢を高く評価いただいており、多くの企業から選ばれ続けています。

楽天インサイトの海外調査成功事例

楽天インサイトが実際に海外調査を行い、お客様のビジネスを成功させた事例を紹介します。

海外調査実施前の課題

ある企業のご担当者様は、アジア市場で長年展開されているブランドを保有する会社の買収を進めていました。買収の検討が本格化する中で、経営陣から「このブランドが海外市場、特にアジア各国においてどの程度認知され、消費者に受け入れられているのかを把握したい」との要望が出されました。

ご担当者様は、現地におけるブランドの浸透度や消費者のロイヤリティについて、具体的な情報を持ち合わせていませんでした。買収の是非を決定する経営会議は1か月後に迫っており、限られた時間の中で信頼性の高いデータを収集する必要がありました。

そこでご担当者様は数多くの調査会社の中でも、「高品質なデータを収集できる」と定評のある楽天インサイトに相談し、主要な販売国であるアジア5か国(例:中国、タイ、インドネシア、ベトナム、マレーシア)において、現地消費者を対象としたブランド認知・利用実態に関するオンライン調査を実施しました。楽天インサイトの自社パネルを活用し、認知率、購入経験、継続利用意向、競合比較といった観点で定量的なデータを収集しました。

海外調査実施後の効果

楽天インサイトのインターネット調査を活用したことで、短期間で現地消費者のリアルな声を把握することができ、調査開始から1か月でデータを取りまとめることに成功されています。経営会議では、本調査結果が重要な判断材料の一つとして活用され、意思決定を支える根拠あるデータとして高く評価されました。

また、取得したデータは、楽天インサイトの分析ツールである「楽クロス for Web」で提供されました。楽クロスは、ウェブベースで直感的な操作で使用できるため、その国のブランドマネージャーが自分でツールを使い、追加で分析を行いました。普段分析になれていない担当者でもAIアシスタントを使った「楽楽リサーチャー」を使って簡単に早く分析することが可能となり、調査データの活用の幅も増やすことが出来ました。

今後は各国の自社ブランドユーザーに対して、深堀りする調査を検討しています。市場浸透率が高くない国のユーザーを集めるには大規模なパネルが必要となりますが、楽天インサイトはアジアにおいて業界最大級パネルを保有しており、十分なサンプルを確保できます。また、画像収集調査も同時に行い、自分たちの商品がどのように生活の中で使われているのか把握し、商品開発に役立てる予定です。

まとめ:海外展開を支える確かなデータパートナー、楽天インサイト

海外ビジネスの成功は、信頼できるデータから始まります。楽天インサイトは、世界各国に展開する自社パネルと長年の調査ノウハウで、海外オンライン定量調査を高い品質でサポート。確かな情報をもとに、次の成長ステージへ踏み出しましょう。

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