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『2015年新卒採用、売り手市場想定が氷河期想定を上回る』
人事担当者に聞く、2015年新卒採用に関する調査
2014年2月27日
楽天インサイト株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:森 学)は、人事担当者を対象に2015年春の新卒採用に関するインターネット調査を実施しました。今回の調査は、2014年2月12日から17日の6日間、楽天インサイトに登録しているモニター(約230万人)の中から、全国の人事担当者774人を対象に行いました。
調査結果概要
■2015年新卒の採用予定人数は、昨年に比べほぼ横ばい状態
2015年卒の新卒採用の人数の増減について聞いたところ、「昨年に比べ採用人数は横ばいの予定(53.9%)」が半数以上と最も多かった。次に「増やす予定(23.3%)」という回答が続き、全体的に増加の傾向であることが分かった。
「増やす予定」と答えた人事回答者に昨年と比べた増加率を聞いたところ「11%~20%増(36.7%)」が最も多く、前回の調査の「1%~10%増」(35.6%)と比較して伸びた。
■企業側のソ-シャルメディア活用率は2割弱
新卒採用の一環で、SNS(Twitter、Facebook、LINEなど)を通じて企業情報を発信したり、学生とコミュニケーションを取ったりしているかという問いに対し、大多数が「いいえ(81.4%)」と回答した。SNSの活用率は前回の調査から3%弱しか増加していないことから、「ソ-活」(ソ-シャルメディアを使った就職活動)という言葉がメディアに登場しているものの、実際にSNSを使用して学生と双方向のコミュニケーションを取っている企業は少ないことが分かった。
■就職氷河期の氷も融け始めか。売り手市場想定が氷河期想定を上回る。
今年の就職戦線は、「氷河期」と「売り手市場」のどちらなのだろうか。採用担当として今年の就職戦線の状況を予想してもらったところ、「どちらでもない(61.9%)」が大多数となったが、続いて「売り手市場(かなり売り手市場+まだ売り手市場)」が合わせて24.4%となり、「氷河期(超氷河期+氷河期)」13.7%を上回る結果となった。昨年までは氷河期予想が続いていたが、今年は変化が見られた。今年から徐々に氷が融け始めると予想される。
調査結果
2015年新卒の採用予定人数は、昨年に比べほぼ横ばい状態。
2015年卒の新卒採用の人数の増減について聞いたところ、「昨年に比べ採用人数は横ばいの予定(53.9%)」が半数以上と最も多かった。次に「増やす予定(23.3%)」という回答が続き、全体的に増加の傾向であることが分かった。
◇2015年卒の新卒採用人数の増減について(n=774)単位:%
「増やす予定」、「減らす予定」と回答した人に、昨年と比較してそれぞれどのくらいの割合で変更するかを聞いた。「増やす予定」である担当者は「11%~20%増(36.7%)」が最も多く、一方、「減らす予定」である担当者は「1%~10%減(27.1%)」、「11%~20%減(27.1%)」が1位だった。また「51%以上」「増やす予定」で15.6%、「減らす予定」で18.6%となり、大幅な増減を検討している企業もあることが分かった。
◇昨年の採用人数に比べ、どのくらい増やす予定か(n=180)単位:%
◇昨年の採用人数に比べ、どのくらい減らす予定か(n=59)単位:%
インターンシップ制度を実施している企業は4割弱。応募状況は「例年と変わらない」
続いてインターンシップの実施の有無について聞いたところ「はい(36.4%)」となり、実施している企業は4割弱にとどまった。前回の調査では、実施している企業は3割程度だったため、昨年と比較するとやや増加の傾向が見られた。
「実施している」回答者に、そのインターンシップへの応募状況を聞いたところ、「例年と変わらない(39.7%)」が最も多かった。
◇インターンシップの実施について(n=774)単位:%
◇インターンシップの応募状況について(n=282)単位:%
外国人学生は、昨年に引き続き今年も採用しないが半数以上。
採用実施企業は「技術・開発・設計系」での採用を検討が多数。
外国人の学生の採用について実施の有無を聞いたところ「これまでも採用していないし、今年も採用予定はない(53.1%)」と引き続き採用をしない企業が約半数を占めていた。
◇外国人学生の採用有無について(n=774)単位:%
前問で外国人学生を「これまでも採用しているし、今年も採用する予定」と回答した人に、昨年と比較して状況を聞いたところ、7割以上が「変わらない予定(72.8%)」と回答し、外国人採用については昨年とあまり変わらない状況が見られる。
◇昨年と比較した外国人学生の採用予定について(n=235)単位:%
外国人学生の採用職種や専門性で最も多かったのは、「技術・開発・設計系(34.6%)」だった。また「特に職種・専門性採用をしていない(39.7%)」という回答も多かった。
◇外国人学生の採用職種・専門性について(n=272)複数選択 単位:%
企業側のソ-シャルメディア活用率は2割弱
新卒採用の一環で、SNS(Twitter、Facebook、LINEなど)を通じて企業情報を発信したり、学生とコミュニケーションを取ったりしているかという問いに対し、大多数が「いいえ(81.4%)」と回答した。SNSの活用率は前回の調査から3%弱しか増加していないことから、「ソ-活」(ソ-シャルメディアを使った就職活動)という言葉がメディアに登場しているものの、実際にSNSを使用して学生と双方向のコミュニケーションを取っている企業は少ないことが分かった。
◇SNSを利用した学生とのコミュニケーションの有無について(n=774)単位:%
就職氷河期の氷も融け始めか。売り手市場想定が氷河期想定を上回る。
今年の就職戦線は、「氷河期」と「売り手市場」のどちらなのだろうか。採用担当として今年の就職戦線の状況を予想してもらったところ、「どちらでもない(61.9%)」が大多数となったが、続いて「売り手市場(かなり売り手市場+まだ売り手市場)」が合わせて24.4%となり、「氷河期(超氷河期+氷河期)」13.7%を上回る結果となった。昨年までは氷河期予想が続いていたが、今年は変化が見られた。今年から徐々に氷が融け始めると予想される。
◇採用担当として、ズバリ今年の就職戦線は(n=774)単位:%
【調査概要】
調査エリア :全国
調査対象者 :企業の人事担当者
回収サンプル数:774サンプル
調査期間 :2014年2月12日から2月17日
調査実施機関 :楽天インサイト株式会社
- 引用・転載可
- このレポートは、楽天インサイトを出展元とし開示すれば自由に引用や転載をすることができます。詳しい引用や転載方法はお問い合わせください。
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