『新型コロナウイルス感染症拡大の影響により在宅勤務を始めた・頻度が増えた人は全国だと3割超、東京都は5割弱』
在宅勤務に関する調査
2020年5月15日
楽天インサイト株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:渡邉 秀文、以下「楽天インサイト」)は、「在宅勤務に関する調査」をインターネットで実施しました。調査は、これまで2020年4月10日(金)から5月8日(金)に計5回、楽天インサイトに登録しているモニター(約220万人)の中から、全国の20代から60代の男女のうち、「パート・アルバイト、自由業・フリーランスを除く有職者」を対象に行いました(注)。
(注)本レポートでは、「総務省 人口推計(2019年10月1日現在)」をもとにしたウェイトバック集計(以下「WB」)を行っています。
調査結果
「新型コロナウイルス感染症拡大の影響により在宅勤務を始めた・頻度が増えた人」は、3割超。職種別では、「ITエンジニア」、「企画・マーケティング系」で7割前後が該当、都道府県別では、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県が他県と比べて高い。
調査対象者(パート・アルバイト、自由業・フリーランスを除く有職者)のうち、「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で在宅勤務を始めた・頻度が増えた人」(「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、在宅勤務を始めた」(29.9%)、「以前から在宅勤務はしていたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で頻度が増えた」(3.5%)の合計)は、33.4%となった。
職種別に「新型コロナウイルス感染症拡大の影響により在宅勤務を始めた・頻度が増えた」人の割合をみると、「ITエンジニア(システム開発・SE・インフラ)」(71.6%)「企画・マーケティング系」(69.6%)、が他職種と比べて高かった。また、都道府県別でみると、東京都(49.7%)、神奈川県(50.3%)、千葉県(45.0%)、埼玉県(43.9%)の首都圏が他のエリアと比べて高かった。
性別、年代別でみた「新型コロナウィルス感染症拡大の影響により在宅勤務を始めた・頻度が増えた」人の割合は、男性(36.3%)、女性(27.7%)と男性が8.6ポイント高く、年代別では20代(38.0%)、30代(34.9%)、40代(32.2%)、50代(33.3%)、60代(26.8%)と、若い年代ほど在宅勤務の開始・頻度が増加している実態が浮かび上がった。
なお、初回実施調査からおよそひと月が経過し、在宅勤務をしている人も4/10(25.7%)、4/17(29.7%)、4/24(39.6%)、5/1(38.9%)、5/8(35.8%)と、4月下旬に向けての増加傾向と、5月に入ってからの横ばい~やや減少の推移が認められた。なお、職種別の「新型コロナウイルス感染症拡大の影響により在宅勤務を始めた・頻度が増えた」割合は、特に「教育系(教師、教授など)」で4/10(15.1%)から5/8(55.1%)と大幅に上昇、順位も10位から3位と大幅にあがった。都道府県別では4/10時点と比べて全国的に上昇していることから、このひと月で首都圏を中心に全国的に取り組みが進んだことがわかった。
◇新型コロナウイルス感染症拡大の影響により在宅勤務をしているか(回答者全体)(n=10,000:パート・アルバイト、自由業・フリーランスを除く有職者)単一選択 単位:%
◇新型コロナウイルス感染症拡大の影響により在宅勤務をしているか(職種別)(n=10,000:パート・アルバイト、自由業・フリーランスを除く有職者)単一選択 単位:%
◇新型コロナウイルス感染症拡大の影響により在宅勤務をしているか(性別、年代別)(n=10,000:パート・アルバイト、自由業・フリーランスを除く有職者)単一選択 単位:%
◇「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で在宅勤務を始めた・頻度が増えた人」の割合(都道府県別)(n=10,000:パート・アルバイト、自由業・フリーランスを除く有職者)単一選択 単位:%
※楽天インサイトでは、新型コロナウイルス (COVID-19)の世界的感染拡大の状況を鑑み、在宅勤務実態部分のトラッキング調査を行っていきます(終了時期未定)。結果は、Facebookにて定期的にお届けします。是非、ご覧下さい。
調査概要
調査エリア :全国
調査対象者 :20歳~69歳の男女で有職者(パート・アルバイト・自由業・フリーランス除く)
回収サンプル数:4/10は9,628サンプル、4/17&24&5/1は1,000サンプル、5/8は10,000サンプル(性年代構成比を人口構成比率に合わせてウェイトバック)
調査期間 :2020/4/10、17、24、5/1、8の計5回
調査実施機関 :楽天インサイト株式会社
(注)本レポートでは小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計値は必ずしも100%とならない場合があります。
- 出典元
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