『新型コロナウイルス感染症拡大の影響により在宅勤務を始めた・頻度が増えた人は、6月5日実査結果では全国で減少が進み2割強にとどまる、出社再開の流れに』
在宅勤務に関する調査

2020年6月12日

楽天インサイト株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:渡邉 秀文、以下「楽天インサイト」)は、「在宅勤務に関する調査」をインターネットで実施しました。調査は、これまで2020年4月10日(金)から6月5日(金)に計9回、楽天インサイトに登録しているモニター(約220万人)の中から、全国の20代から60代の男女のうち、「パート・アルバイト、自由業・フリーランスを除く有職者」を対象に行ってきました(注)。
今回は、本トラッキング調査報告の最終回となります。

(注)本レポートでは、「総務省 人口推計(2019年10月1日現在)」をもとにしたウェイトバック集計(以下「WB」)を行っています。

調査結果

6月5日調査結果では、「新型コロナウイルス感染症拡大の影響により在宅勤務を始めた・頻度が増えた人」は2割強にとどまる。職種別では、「ITエンジニア」、「企画・マーケティング系」「クリエイティブ系」で5割超と高く、都道府県別では、東京都、神奈川県が他県と比べて高い。

6月5日実査の最新結果では、調査対象者(パート・アルバイト、自由業・フリーランスを除く有職者)のうち、「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で在宅勤務を始めた・頻度が増えた人」(「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、在宅勤務を始めた」(20.7%)、「以前から在宅勤務はしていたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で頻度が増えた」(3.2%)の合計)は、23.9%となった。
職種別に「新型コロナウイルス感染症拡大の影響により在宅勤務を始めた・頻度が増えた」人の割合をみると、「ITエンジニア(システム開発・SE・インフラ)」(59.0%)、「企画・マーケティング系」(52.3%)、「クリエイティブ系」(51.6%)、が他職種と比べて高い。一方、「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、在宅勤務をしていた(現在はしていない)」という在宅勤務中止者が「教育系」(28.2%)で突出している。また、都道府県別でみると、東京都(42.2%)、神奈川県(37.3%)、千葉県(32.4%)、埼玉県(32.1%)の首都圏が他のエリアと比べて高かった。
性別、年代別でみた「新型コロナウィルス感染症拡大の影響により在宅勤務を始めた・頻度が増えた」人の割合は、男性(25.8%)、女性(20.0%)と男性が5.8ポイント高く、年代別では20代(25.8%)、30代(25.1%)、40代(23.0%)、50代(24.5%)、60代(18.6%)となった。
なお、初回実施調査から約2ヶ月が経過し、在宅勤務をしている人も4/10(25.7%)、4/17(29.7%)、4/24(39.6%)、5/1(38.9%)、5/8(35.8%)、5/15(38.4%)、5/22(32.9%)、5/29(27.8%)、6/5(26.0%)と、4月下旬に向け増加を辿ったが、5月に入り減少が進み、最も高い4/24(39.6%)から6/5(26.0%)の推移でみると13.6ポイント低くなっている。さらに「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、在宅勤務をしていた(現在はしていない)」という在宅勤務中止者も前回の5/15(2.5%)、5/22(6.3%)、5/29(8.6%)、6/5(10.8%)と1割超まで増加し、出社再開も進んでいる様子。また、職種別の「新型コロナウイルス感染症拡大の影響により在宅勤務を始めた・頻度が増えた」割合は、増加が目立った「教育系」が5/8(55.1%)時点からみると今回36.7ポイント減少。都道府県別では東京都は5/22(52.7%)、6/5(42.2%)と、10.5ポイント減少するなど、首都圏においても緩和が着実に進んでいることがわかる。

◇新型コロナウイルス感染症拡大の影響により在宅勤務をしているか(回答者全体)(n=10,000(6/5):パート・アルバイト、自由業・フリーランスを除く有職者)単一選択 単位:%

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により在宅勤務をしているか(回答者全体)

◇新型コロナウイルス感染症拡大の影響により在宅勤務をしているか(職種別)(n=10,000:パート・アルバイト、自由業・フリーランスを除く有職者)単一選択 単位:%

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により在宅勤務をしているか(職種別)

◇新型コロナウイルス感染症拡大の影響により在宅勤務をしているか(性別、年代別)(n=10,000:パート・アルバイト、自由業・フリーランスを除く有職者)単一選択 単位:%

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により在宅勤務をしているか(性別、年代別)

◇「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で在宅勤務を始めた・頻度が増えた人」の割合(都道府県別)(n=10,000:パート・アルバイト、自由業・フリーランスを除く有職者)単一選択 単位:%

「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で在宅勤務を始めた・頻度が増えた人」の割合(都道府県別)

調査概要

調査エリア  :全国
調査対象者  :20歳~69歳の男女で有職者(パート・アルバイト・自由業・フリーランス除く)
回収サンプル数:4/10は9,628サンプル、4/17&4/24&5/1&5/15&5/29は1,000サンプル、5/8&5/22&6/5は10,000サンプル(性年代構成比を人口構成比率に合わせてウェイトバック)
調査期間   :2020/4/10、4/17、4/24、5/1、5/8、5/15、5/22、5/29、6/5の計9回
調査実施機関 :楽天インサイト株式会社
(注)本レポートでは小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計値は必ずしも100%とならない場合があります。

出典元
このレポートは、楽天インサイトを出典元とし開示すれば自由に引用や転載をすることができます。詳しい引用や転載方法はお問い合わせください。

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