2023.05.19

公開レポート

休暇に関する調査

『理想の休日数は「週休3日」がトップ!2日以上連続する有給休暇は「取得しにくい」が半数以上』
休暇に関する調査

楽天インサイト株式会社は、「休暇に関する調査」をインターネットで実施しました。今回の調査は、2023年4月5日(水)と4月6日(木)の2日間、楽天インサイトに登録しているモニター(約220万人)の中から、全国の20歳~64歳の会社員と会社員管理職の男女1,000人を対象に行いました。本調査では、休日や有給休暇をうまく活用できているのか、また休日を自己成長、気分転換、リフレッシュなどどのように活用しているのかなどの実態を調査しました。

調査結果

休日数が「増えてほしい」人は67.4%で、理想は「週休3日」がトップ

現在の勤め先の休日数を聞いたところ、「週休2日」(90.3%)が最も多く、次いで「週休1日」(7.2%)となった。勤め先の休日数が「増えてほしい」と回答した人は67.4%で、「そのままでよい」は31.2%であった。年代別でみると「増えてほしい」と回答した20代(75.8%)は全体より5ポイント以上多かった。また、休日が「増えてほしい」と回答した人に理想の休日数を聞いたところ「3日」(78.0%)が最も多く、年代別でみると「4日以上」計(「4日」と「5日以上」の合計)は、20代・30代が全体より5ポイント以上高かった(20代: 22.4%、30代: 23.9%)。一方、50代の「4日以上」計は7.3%にとどまり、全体より5ポイント以上低かった。

現在の勤め先の休日数(n=1,000:会社員・会社員(管理職)のみ)単一回答 単位:%

現在の勤め先の休日数

勤め先の休日数について(n=1,000:会社員・会社員(管理職)のみ)単一回答 単位:%

勤め先の休日数について

理想の休日数(n=673:休日が「増えてほしい」と回答した人(週休1日以上+減ってほしい、週休5日以上+増えてほしいは除く))単一回答 単位:%

理想の休日数

休日が「増えてほしい」理由は「趣味の時間を増やしたいから」が約5割でトップ

休日が「増えてほしい」と回答した人にその理由を聞いたところ、「趣味の時間を増やしたいから」(49.6%)が最も多く、次いで「体が休まらないから」(46.4%)、「気持ちがリフレッシュできないから」(44.7%)となった。性別でみると、女性は「体が休まらないから」(60.5%)、「気持ちがリフレッシュできないから」(54.0%)が男性と比較して10ポイント以上高く(「体が休まらないから」男性: 38.3%、「気持ちがリフレッシュできないから」男性: 39.2%)、休日に心身のケアを優先している傾向がみられた。

「休日が増えてほしい」と回答した理由(n=674:休日が「増えてほしい」と回答した人):複数回答 単位:%

「休日が増えてほしい」と回答した理由

休日の過ごし方は「自宅で過ごしたい派」が約6割で、「ゆっくり寝る」と回答した人が25.6%でトップ

休日の過ごし方を聞いたところ、「自宅で過ごしたい派」が60.9%で、「自宅以外で過ごしたい派」は39.1%だった。性年代別でみると、女性20代は「自宅以外で過ごしたい派」が47.6%で、全体より5ポイント以上高かった。また、休日の主な過ごし方を聞いたところ、「ゆっくり寝る」(25.6%)が最も多く、次いで「買い物」(24.3%)、「家族との時間」(19.4%)となった。性別でみると、女性は「買い物」(31.0%)、「家事」(28.7%)、「友人·知人との時間」(17.0%)が全体より5ポイント以上高い結果となった。

休日の過ごし方のタイプ(n=1,000:会社員・会社員(管理職)のみ)単一回答 単位:%

休日の過ごし方のタイプ

休日の主な過ごし方(n=1,000:会社員・会社員(管理職)のみ)複数回答(3つまで) 単位:% 上位15位まで記載

休日の主な過ごし方

休日前夜の就寝時間は「普段よりも遅く寝る」が47.5%

休日前夜の就寝時間を聞いたところ、「普段よりも遅く寝る」計(「どちらかといえば普段よりも遅く寝る」と「普段よりも遅く寝る」の合計)が47.5%で、「普段よりも早く寝る」計(「どちらかといえば普段よりも早く寝る」と「普段よりも早く寝る」の合計)(11.7%)と比較して、35ポイント以上高かった。性年代別でみると、女性20代・40代では「普段よりも遅く寝る」計が6割を超え、全体より10ポイント以上高かった(女性20代: 67.1%、女性40代: 62.4%)。また、男性20代は「普段よりも早く寝る」計が20.5%で、全体より5ポイント以上高い結果となった。

休日前夜の就寝時間(n=1,000:会社員・会社員管理職)のみ)単一回答 単位:%

休日前夜の就寝時間

2日以上連続の有給休暇は「取得しにくい」と回答した人が半数以上。理由は「自分が休むと同僚に負担がかかるから」がトップ

有給休暇の取得について聞いたところ、1日以内の有給休暇を「取得しやすい」と回答した人は74.6%(「取得しにくい」: 25.4%)で、2日以上連続の有給休暇を「取得しやすい」と回答した人は47.1%(「取得しにくい」: 52.9%)であった。性年代別でみると、女性40代・50代以上は、1日以内の有給休暇を「取得しにくい」が3割以上(女性40代: 36.6%、女性50代以上: 34.6%)だった。一方で2日以上連続の有給休暇は「取得しにくい」が約6割となり、有給休暇の取りにくさを感じている傾向がみられた(女性40代: 58.1%、女性50代以上: 61.5%)。

また、2日以上連続の有給休暇を取得しにくい理由を聞いたところ、「自分が休むと同僚に負担がかかるから」が32.7%で最も多く、次いで「休暇をとれる雰囲気が職場にないから」(20.6%)、「休暇の間に業務対応が発生するかもしれないから」(20.4%)となった。性年代別でみると、40代男性は「休暇をとると他の日に残業することになるから」が28.7%でトップとなり、40代女性は「自分が休むと同僚に負担がかかるから」が42.6%でトップとなった。

有給休暇の取得のしやすさ(n=1,000:会社員・会社員(管理職)のみ)単一回答 単位:%

1.1日以内の有給休暇(有給休暇1日を休日に繋げて取得し、連続した休みにする場合)
2.2日以上の連続した有給休暇

有給休暇の取得のしやすさ

2日以上連続の有給休暇を取得しにくい理由(n=529:2日以上の連続した有給休暇は取得しにくいと回答した人)複数回答 単位:%

2日以上連続の有給休暇を取得しにくい理由

有給休暇の主な過ごし方は「旅行」が27.3%でトップ

有給休暇の主な過ごし方を聞いたところ、「旅行」(27.3%)と回答した人が最も多く、次いで「家族との時間」(18.8%)、「ゆっくり寝る」(17.8%)となった。性別でみると、女性は「旅行」(33.3%)、「買い物」(21.8%)、「友人・知人との時間」(17.2%)が全体より5ポイント以上高い一方で、「スポーツ・トレーニング」(5.7%)は全体より5ポイント以上低い結果となった。

有給休暇の主な過ごし方(n=1,000:会社員・会社員(管理職)のみ)複数回答(3つまで)単位:% 上位15位まで記載

有給休暇の主な過ごし方

Appendix

生活者意識データでの深掘り

楽天インサイトは、登録しているモニターのうち約55万人分から生活意識、買い物、衣食住知遊健美など厳選された約240以上の意識項目(非常にあてはまる~全くあてはまらないの4段階)を事前に聴取しています。これら意識項目の情報をアンケートに回答したサンプルに連携し、ターゲットと比較をして、どのような差異が出てくるかを把握し、ターゲット層の意識、価値観を深掘りし、特長を捉えます。

生活者意識データを使った分析結果

今回は、休暇に関する調査に回答した楽天インサイトモニターに、生活意識データを連携し「休日前日の過ごし方」を軸にしてメディア選定や購買に結びつく意識・価値観を俯瞰的に捉えインサイトを分析しました。ターゲットと比較対象は以下の条件としています。

サンプルサイズ全数 n=1,000

ターゲット:普段より早く寝る n=117
比較対象:普段より遅く寝る n=475

まとめ

ターゲット(「普段より早く寝る」)の中で多かった層は20代の若年層であった。このターゲットは「普段より遅く寝る」人に比べて社会的成功へのモチベーションが高く、普段読んだり、聞いたりするメディアは新聞が最も多かった。また、サービスを知るきっかけや利用のきっかけとなるメディアは新聞以外に動画配信サービスが上位に挙げられている。休日前に普段より早く寝る人は、新聞などのレガシーメディア媒体を閲覧し、趣味や投資内容をみると自分磨きに余念がないことがうかがえた。

意識・価値観 メディア接触 商品・サービスを知るきっかけになる メディア接触:商品・サービス購入、利用のきっかけになる 大切にしている時間/お金をかけていること お金をかけていること

調査概要

調査エリア  :全国
調査対象者  :20歳~69歳 男女
回収サンプルサイズ:1,000サンプルサイズ
調査期間   :2023年4月5日(水)から4月6日(木)
調査実施機関 :楽天インサイト株式会社

(注)本レポートでは小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計値は必ずしも100%とならない場合があります。

出典元

このレポートは、楽天インサイトを出典元とし開示すれば自由に引用や転載をすることができます。詳しい引用や転載方法はお問い合わせください。

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