2024.04.19

公開レポート

AIに関する調査

AIに対して良い印象を持っている人は70%以上。
理由は「時間短縮になるから」が53.8%でトップ。
AIに関する調査

楽天インサイト株式会社は、「AIに関する調査」をインターネットで実施しました。今回の調査は、2024年3月7日(木)と3月8日(金)の2日間、楽天インサイトに登録しているモニター(約220万人)の中から、全国の20~69歳の男女900人を対象に行いました。本調査では、AI(人工知能)のイメージや生活への関与、仕事への影響などについて調査を実施しました。なお、今回の調査における設問の一部は、生成AIで作成し聴取を行っています。楽天インサイトが実施する公開レポートにおけるAIツールの活用は、今回が初めてとなります。

調査結果

AIのイメージは「効率的に作業を進めることができる」が43.1%でトップ。40代以降は「セキュリティに懸念がある」と回答した人が増える傾向に

AIのイメージについて聞いたところ、「効率的に作業を進めることができる」(43.1%)が最も多く、「知りたい情報をすぐに教えてくれる」(35.7%)、「新たなビジネス機会の創出につながる」(29.6%)が続いた。年代別でみると、「セキュリティに懸念がある(AIの誤作動やハッキングなど)」と回答した人は、40代以降増加する傾向がみられた(40代:24.9%、50代:34.3%、60代:36.7%)。

「AIのイメージ」の回答状況(n=900:全員回答)複数回答 単位:%

「AIのイメージ」の回答状況

AIが自身の生活に関与することに対して良い印象を持っている人は全体の70%以上。理由は「時間短縮になるから」が53.8%でトップ

AIが自身の生活に関与することに対してどのように思うかを聞いたところ、「良い印象を持っている」計(「とても良い印象を持っている」(12.0%)と「やや良い印象を持っている」(58.8%)の合計)は70.8%であった。年代別では、40代の「良い印象を持っている」計が77.6%で、全体より5ポイント以上高い結果となった。

AIが自身の生活に関与することに対して良い印象を持っている人に理由を聞いたところ、「時間短縮になるから」(53.8%)が最も多く、「人間では起こり得るミスを減らすことができるから(データ入力での誤入力、文書作成での文法ミス、スペルミスなど)」(47.3%)、「自分では見逃してしまうようなモノやコトを見つけてくれるから」(37.8%)が続いた。年代別でみると、「自分では見逃してしまうようなモノやコトを見つけてくれるから」の回答は年代が上がるにつれて増える傾向であった(20代:23.6%、30代:32.5%、40代:39.0%、50代:41.3%、60代:50.4%)。

「AIが自身の生活に関与することに対してどのように思うか」の回答状況(n=900:全員回答)単一回答 単位:%

「AIが自身の生活に関与することに対してどのように思うか」の回答状況

「AIが自身の生活に関与することに対して良い印象を持っている理由」の回答状況(n=637:AIが自身の生活に関与することに対して良い印象を持っている人)複数回答 単位:%

「AIが自身の生活に関与することに対して良い印象を持っている理由」の回答状況

AIに任せたほうが良いと思う業務は「製品の在庫管理」、人間が対応したほうが良いと思う業務は「最終意思決定」がそれぞれトップ

AIに任せたほうが良いと思う業務と、人間が対応したほうが良いと思う業務をそれぞれ聞いたところ、AIに任せたほうが良いと思う業務は「製品の在庫管理」(53.7%)が最も多く、「経理処理」(52.3%)、「資料作成」(52.1%)が続いた。一方、人間が対応したほうが良いと思う業務は「最終意思決定」(56.4%)が最も多く、「医療行為」(49.9%)、「従業員の採用」(47.7%)が続いた。AIには一定のルールに沿った管理や処理業務を任せ、人間は重要な意思決定や臨機応変な判断を要する業務を対応したほうが良いという傾向がみられた。

「AIに任せたほうが良いと思う業務」の回答状況(n=495:有職者)複数回答 単位:%

「AIに任せたほうが良いと思う業務」の回答状況

「人間が対応したほうが良いと思う業務」の回答状況(n=495:有職者)複数回答 単位:%

「人間が対応したほうが良いと思う業務」の回答状況

AIに対する感情は「期待」が31.4%でトップ。「好奇心」が21.0%、「不安」が13.4%で続き、期待と不安が混在

※生成AIで設問を作成
AIについて持っている最も近い感情を聞いたところ、「期待」(31.4%)が最も多く、「好奇心」(21.0%)、「不安」(13.4%)が続いた。年代別でみると、40代以降において「疑念」の回答が増える傾向にあった(40代:7.8%、50代:10.1%、60代:13.6%)。

「AIについて持っている最も近い感情」の回答状況(n=900:全員回答)単一回答 単位:%

「AIについて持っている最も近い感情」の回答状況

AIの普及により自分の仕事に良い影響を受けると思う人は全体の70%以上

※生成AIで設問を作成
AIの普及により自分の仕事がどのような影響を受けると思うかを聞いたところ、「良い影響(プラスの影響)を受ける」計(「良い影響を受ける」(17.0%)と「どちらかというと良い影響を受ける」(58.2%)の合計)は75.2%、「悪い影響(マイナスの影響)を受ける」計(「悪い影響を受ける」(4.0%)と「どちらかというと悪い影響を受ける」(20.8%)の合計)は24.8%であった。AIの普及により自分の仕事がなくなることを心配しているかを聞いたところ、「心配している」計(「とても心配している」(5.3%)と「やや心配している」(19.6%)の合計)は24.8%、「心配していない」計(「まったく心配していない」(14.5%)と「あまり心配していない」(29.9%)の合計)は44.4%であった。年代別でみると、20代(33.0%)と40代(30.1%)の「心配している」計は、全体(24.8%)より5ポイント以上高い結果となった。

AIを自分の仕事に取り入れることに対してどの程度積極的かを聞いたところ、「積極的」計(「とても積極的」(8.3%)と「やや積極的」(31.9%)の合計)は40.2%、「積極的ではない」計(「まったく積極的ではない」(5.9%)と「あまり積極的ではない」(10.7%)の合計)は16.6%であった。年代別でみると、「積極的」計は40代(45.9%)が全体(40.2%)より5ポイント以上高い結果となった。

「AIの普及により自分の仕事がどのような影響を受けると思うか」の回答状況(n=495:有職者)単一回答 単位:%

「AIの普及により自分の仕事がどのような影響を受けると思うか」の回答状況

「AIの普及により自分の仕事がなくなることを心配しているか」の回答状況(n=495:有職者)単一回答 単位:%

「AIの普及により自分の仕事がなくなることを心配しているか」の回答状況

「AIを自分の仕事に取り入れることに対してどの程度積極的か」の回答状況(n=495:有職者)単一回答 単位:%

「AIを自分の仕事に取り入れることに対してどの程度積極的か」の回答状況

調査概要

調査エリア  :全国
調査対象者  :20歳~69歳 男女
回収サンプルサイズ:900サンプルサイズ
調査期間   :2024年3月7日(木)から3月8日(金)
調査実施機関 :楽天インサイト株式会社

※本レポートでは小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計値は必ずしも100%とならない場合があります。
※本レポートでは実数で全体との差分の色付けをしているため、表記上の数値での差分と異なる場合があります。

出典元

このレポートは、楽天インサイトを出典元とし開示すれば自由に引用や転載をすることができます。詳しい引用や転載方法はお問い合わせください。

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