『2022年の夏は約4人に1人が「宿泊を伴う国内旅行」へ。コロナ前と比べて旅行計画時に重視するようになったのは「密を避けられる場所であること」がトップで約7割』
旅行に関する調査

2022年9月14日

楽天インサイト株式会社は、「旅行に関する調査」をインターネットで実施しました。今回の調査は、2022年8月17日(水)と8月18日(木)の2日間、楽天インサイトに登録しているモニター(約220万人)の中から、全国の20~69歳の男女1,000人を対象に行いました。2022年の夏(7月1日(金)~8月18日(木))における、「宿泊を伴う国内旅行」や「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」の実態および、2022年のシルバーウィーク期間(9月17日(土)~9月25日(日))の旅行、観光・レジャー、帰省の実施意向についても調査しました。

調査結果

2022年の夏は約4人に1人が「宿泊を伴う国内旅行」へ。「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」では、「ショッピングセンター・モール」がトップで3割超

2022年の夏に行ったことや訪れた場所を聞いたところ、「宿泊を伴う国内旅行」は23.9%、「帰省」は20.5%となった。「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」の項目では、「ショッピングセンター・モール」と回答した人が約3割(31.1%)でトップとなった。性年代別でみると、男性60代で「宿泊を伴う国内旅行」(37.1%)、男女ともに30代で「帰省」(男性:30.4%、女性:30.3%)、女性20代~40代で「ショッピングセンター・モール」(20代:37.5%、30代:42.7%、40代:39.1%)がそれぞれ多かった。また、女性30代では「映画館」(19.1%)、「アウトレットモール」(15.7%)、「遊園地・テーマパーク」(12.4%)、「プール」(12.4%)、「海水浴」(12.4%)、「アウトドア施設(バーベキュー、キャンプなど)」(10.1%)といった複数の項目で全体より5ポイント以上高く、女性60代では、上位3項目である「宿泊を伴う国内旅行」、「帰省」、「ショッピングセンター・モール」で全体より5ポイント以上低い傾向がみられた。

◇2022年の夏に「行ったことや訪れた場所」(n=1,000:全員回答)複数回答 単位:%

2022年の夏に「行ったことや訪れた場所」

2022年の夏に行った「宿泊を伴う国内旅行」、「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」の同行者は、共通して「家族(子ども、親や親族と)」が最も多く、「家族(夫婦のみ)」、「1人」が続く

2022年の夏、「宿泊を伴う国内旅行」に行った人に、誰と一緒に行ったのかを聞いたところ、「家族(子ども、親や親族と)」が42.7%でトップで、次いで「家族(夫婦のみ)」(27.2%)、「1人」(11.3%)となり、これら上位3項目の合計が8割以上となった。また、「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」に行った人でも、「家族(子ども、親や親族と)」が40.2%でトップで、次いで「家族(夫婦のみ)」(22.7%)、「1人」(16.7%)となり、宿泊を伴う国内旅行と同じ傾向となった。性年代別でみると、男女ともに20代で、「カップル・パートナーと2人」、「友人と2人」が他の年代と比べて高かった。

◇「宿泊を伴う国内旅行」の同行者(n=239:2022年の夏、宿泊を伴う国内旅行に行った人)単一回答 単位:%(複数行った場合は、直近の旅行について回答)

「宿泊を伴う国内旅行」の同行者

◇「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」の同行者(n=582:2022年の夏、観光・レジャーに行った人)単一回答 単位:%(複数行った場合は、直近の観光・レジャーについて回答)

「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」の同行者

「宿泊を伴う国内旅行」では、「宿泊費」の平均支出金額は年代が上がるにつれて多くなる結果に

2022年の夏、「宿泊を伴う国内旅行」、「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」に行った人に、項目ごとに支出した金額を聞いたところ、「宿泊を伴う国内旅行」では、すべての年代において「飲食費」の平均支出金額で大きな差異はみられなかった。また、「宿泊費」の支出金額は、年代が上がるにつれて宿泊費も多くなった。

◇「宿泊を伴う国内旅行」の各項目ごとの年代別平均支出額(n:各項目ごと年代別に、支出があった人(金額不明と回答した人を除く))単一回答 単位:%(複数行った場合は、直近の旅行での支出額について回答)

「宿泊を伴う国内旅行」の各項目ごとの年代別平均支出額

◇「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」の各項目ごとの年代別平均支出額(n:各項目ごと年代別に、支出があった人(金額不明と回答した人を除く))単一回答 単位:%(複数行った場合は、直近の旅行での支出額について回答)

「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」の各項目ごとの年代別平均支出額

個人の支出は、「宿泊を伴う国内旅行」、「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」ともに2019年以前(コロナ前)と比べて「減った」がトップの結果に

2022年の夏、「宿泊を伴う国内旅行」に行った人に、今年と2019年以前(新型コロナウイルス感染拡大前)を比較して、旅行における個人の支出が「増えた」、「変わらない」、「減った」かどうかを聞いたところ、コロナ前より「減った」が39.7%でトップとなった。「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」では、全体でみると「減った」が52.7%となり、特に女性40代、50代は6割を超えた(40代:65.4%、50代:66.7%)。一方、男女ともに20代では「増えた」(男性:21.6%、女性:21.2%)が他の年代と比べて高く、全体を約8ポイント上回る結果となった。

◇「宿泊を伴う国内旅行」の自身の支出について、今年と2019年以前(コロナ前)の比較(n=239:2022年の夏、宿泊を伴う国内旅行に行った人)単一回答 単位:%(複数行った場合は、直近の旅行での支出額について回答)

「宿泊を伴う国内旅行」の自身の支出について、今年と2019年以前(コロナ前)の比較

◇「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」の自身の支出について、今年と2019年以前(コロナ前)の比較(n=582:2022年の夏、観光・レジャーに行った人)単一回答 単位:%(複数行った場合は、直近の観光・レジャーでの支出額について回答)

「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」の自身の支出について、今年と2019年以前(コロナ前)の比較

「宿泊を伴う国内旅行」、「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」ともに、行く頻度は2019年以前(コロナ前)と比べて「減った」がトップ

2022年の夏、「宿泊を伴う国内旅行」に行った人に、今年と2019年以前(新型コロナウイルス感染拡大前)の行く頻度を聞いたところ、コロナ前より「減った」が45.6%でトップとなった。「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」に行った人では、「減った」が55.5%でトップとなり、特に女性40代~60代では、「減った」が6割以上(40代:67.9%、50代:74.6%、60代:66.7%)と他の年代と比べて高い結果となった。「帰省」については、「変わらない」が44.4%と最も多く、「減った」の43.9%を若干上回った。

◇「宿泊を伴う国内旅行」の頻度について、今年と2019年以前(コロナ前)の比較(n=239:2022年の夏、宿泊を伴う国内旅行に行った人)単一回答 単位:%

「宿泊を伴う国内旅行」の頻度について、今年と2019年以前(コロナ前)の比較

◇「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」の頻度について、今年と2019年以前(コロナ前)の比較(n=582:2022年の夏、観光・レジャーに行った人)単一回答 単位:%

「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」の頻度について、今年と2019年以前(コロナ前)の比較

◇「帰省」の頻度について、今年と2019年以前(コロナ前)の比較(n=205:2022年の夏、帰省した人)単一回答 単位:%

「帰省」の頻度について、今年と2019年以前(コロナ前)の比較

コロナ前と比べて旅行計画時に重視するようになったのは、「宿泊を伴う国内旅行」、「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」ともに「密を避けられる場所であること」がトップで約7割

2022年の夏、「宿泊を伴う国内旅行」または「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」に行った人に、計画の仕方や行き先の選び方について、新型コロナウイルス感染拡大前と比べて考え方の変化があったか聞いた。その結果、「重視するようになった」計(「重視するようになった」、「やや重視するようになった」の合計)でみると、「密を避けられる場所である」(68.0%)がトップとなった。次いで「施設や設備の感染対策が徹底されている」(61.6%)、「観光客の感染対策が徹底されている」と「食事施設の感染対策が徹底されている(パーテーションの設置、喚起など)」(いずれも56.1%)、「観光先のスタッフの感染対策が徹底されている」(54.8%)であった。また、宿泊先の選び方では、「宿泊先の感染対策が徹底されている」(59.4%)がトップでとなった。いずれも感染症対策に関する項目が上位を占める結果となった。

◇コロナ前と比べて「宿泊を伴う国内旅行」や「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」に行く際の考え方の変化ランキング(n=606:2022年の夏、「宿泊を伴う国内旅行」「観光・レジャー」に行った人)各単一回答 単位:%(n=239:2022年の夏、「宿泊を伴う国内旅行」に行った人)各単一回答 単位:%

コロナ前と比べて「宿泊を伴う国内旅行」や「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」に行く際の考え方の変化ランキング

計画を立て始める時期は、「宿泊を伴う国内旅行」では「約2~3カ月前」がトップで2割強。一方、「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」では「計画はしていない」がトップで約3割

2022年の夏、「宿泊を伴う国内旅行」に行った人に、旅行の計画を具体的に立て始めた時期を聞いたところ、「約2~3カ月前」が22.6%でトップとなり、次いで「約1~2カ月前」が20.1%となった。「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」に行った人では、「計画はしていない」が約3割(28.7%)でトップとなった。性年代別でみると、男性60代では、「約2~3カ月前」が22.4%と全体よりも約10ポイント高かった。また、「約3~4カ月前」、「約4~5カ月前」といった項目でも、全体より高い結果となった。一方、女性40代では、「計画はしていない」が約4割(39.7%)で、他の年代と比較しても特に高い結果となった。

◇2022年の夏の「宿泊を伴う国内旅行」の計画を、具体的に立て始めた時期(n=239:2022年の夏、「宿泊を伴う国内旅行」に行った人)単一回答 単位:%(複数行った場合は、直近の旅行について回答)

2022年の夏の「宿泊を伴う国内旅行」の計画を、具体的に立て始めた時期

◇2022年の夏の「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」の計画を、具体的に立て始めた時期(n=582:2022年の夏、「観光・レジャー」に行った人)単一回答 単位:%(複数行った場合は、直近の観光・レジャーについて回答)

2022年の夏の「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」の計画を、具体的に立て始めた時期

2022年のシルバーウィーク期間の予定について、「宿泊を伴う国内旅行」、「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」、「帰省」、「海外旅行」の全項目共通で、「行く予定はない」がトップ

2022年のシルバーウィーク期間について、「宿泊を伴う国内旅行」、「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」、「帰省」、「海外旅行」の予定をそれぞれ聞いたところ、全項目において「行く予定はない」がトップとなった。「宿泊を伴う国内旅行」では、「決まっている」計(「行き先と日程の両方が決まっている」、「行き先が決まっている」、「日程が決まっている」の合計)が男性20代において25.9%と多く、性年代別でトップとなった。次いで、男性60代の21.6%が「決まっている」と回答した。「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」では、「決まっている」が男性20代と女性20代、30代で全体より高かった。一方、女性50代、60代は1割を切る結果(50代:6.3%、60代:4.0%)となり、「行く予定はない」も6割以上で、全体を約10ポイント上回った。「帰省」では、男女ともに20代で「日程が決まっている」が1割以上(男性:14.1%、女性:17.5%)で、全体を上回る結果となった。「海外旅行」では、「決まっている」が男女ともに20代で1割を超える結果(男性:10.6%、女性:11.3%)となった。

◇2022年のシルバーウィーク期間に「宿泊を伴う国内旅行」に行く予定(n=1,000:全員)単一回答 単位:%

2022年のシルバーウィーク期間に「宿泊を伴う国内旅行」に行く予定

◇2022年のシルバーウィーク期間に「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」に行く予定(n=1,000:全員)単一回答 単位:%

2022年のシルバーウィーク期間に「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」に行く予定

◇2022年のシルバーウィーク期間に「帰省」する予定(n=1,000:全員)単一回答 単位:%

2022年のシルバーウィーク期間に「帰省」する予定

◇2022年のシルバーウィーク期間に「海外旅行」に行く予定(n=1,000:全員)単一回答 単位:%

2022年のシルバーウィーク期間に「海外旅行」に行く予定

コロナ前と比べ、2022年のシルバーウィーク期間に「宿泊を伴う国内旅行」や「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」の予定を立てる際、重視するようになった項目は、「密を避けられる場所であること」がトップで5割超

2022年のシルバーウィーク期間に「宿泊を伴う国内旅行」または「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」を予定している人に、計画の仕方や、行き先の選び方について、新型コロナウイルス感染拡大前と比べて考え方の変化があったかを聞いた。その結果、「重視するようになった」計(「重視するようになった」、「やや重視するようになった」の合計)でみると、「密を避けられる場所である」が57.1%でトップとなった。次いで「施設や設備の感染対策が徹底されている」(55.4%)、「観光先のスタッフの感染対策が徹底されている」と「観光客の感染対策が徹底されている」(いずれも54.9%)であった。また、宿泊先の選び方については「宿泊先の感染対策が徹底されている」が52.8%でトップとなり、2022年の夏における旅行や観光・レジャー同様、いずれも感染症対策に関連する項目が上位を占める結果となった。

◇コロナ前と比べ、2022年のシルバーウィーク期間の「宿泊を伴う国内旅行」や「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」に行く際の考え方の変化ランキング(n=175:2022年のシルバーウィーク期間に、「宿泊を伴う国内旅行」「観光・レジャー」に行く予定のある人)各単一回答 単位:%(n=142:2022年のシルバーウィーク期間に、「宿泊を伴う国内旅行」に行く予定のある人)各単一回答 単位:%

コロナ前と比べ、2022年のシルバーウィーク期間の「宿泊を伴う国内旅行」や「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」に行く際の考え方の変化ランキング

今後の「宿泊を伴う国内旅行」、「帰省」、「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」への意向は、「新型コロナウイルス流行前と同程度に行きたい」がいずれもトップ

新型コロナウイルス感染拡大前と比べて、今後どの程度「宿泊を伴う国内旅行」や「帰省」、「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」、「海外旅行」に行きたいか、それぞれについて聞いたところ、「宿泊を伴う国内旅行」、「帰省」、「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」の3項目で、「新型コロナウイルス流行前と同程度に行きたい」がいずれもトップの結果となった。一方、「海外旅行」では、「まったく行きたくない」がトップで4割超(47.2%)となった。

◇コロナ前と比べて、今後どの程度「宿泊を伴う国内旅行」「帰省」「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」「海外旅行」に行きたいか(n=1,000:全員)各単一回答 単位:%

コロナ前と比べて、今後どの程度「宿泊を伴う国内旅行」「帰省」「観光・レジャー(宿泊旅行や帰省を除く)」「海外旅行」に行きたいか

調査概要

調査エリア  :全国
調査対象者  :20歳~69歳 男女
回収サンプルサイズ:1,000サンプルサイズ
調査期間   :2022年8月17日(水)から8月18日(木)
調査実施機関 :楽天インサイト株式会社

(注)本レポートでは小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計値は必ずしも100%とならない場合があります。

出典元
このレポートは、楽天インサイトを出典元とし開示すれば自由に引用や転載をすることができます。詳しい引用や転載方法はお問い合わせください。

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